ソノマ・カウンティのワインの特徴、当たり年やおすすめワインまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.04.15 公開 | 2019.04.15 更新

カルフォルニアは、おそらくアメリカでもっとも有名なワイン産地です。そしてその地域は5つに分けられており、それぞれの特徴を持っています。

今回取り上げるのは、アメリカ・カルフォルニアのノース・コーストにある「ソノマ・カウンティ」のワインについてです。

ソノマ・カウンティのワインについて

ノース・コーストは、「ノースコースト」とも記されます。カルフォルニアのなかでももっともメジャーな地域であり、800程度のワイナリーを抱えています。

私たちが特に意識なく「カルフォルニアワイン」を飲む場合は、このノース・コーストのものである可能性が高いといえます。

そんなノース・コーストのなかに位置する「ソノマ・カウンティ」は、カルフォルニアワインのなかでもっとも歴史的な意味合いを強く含む産地だと言われています。

ナパ・カウンティよりも、(比率的に)多くのワインを生産しています。

「ソノマ・カウンティ」と一口にいっても、そこに展開するA.V.Aは実にさまざまで、表情の異なるブドウを生産し、表情の異なるワインを生産しています。

なんとなく「アメリカワイン」「カルフォルニアワイン」というとスティルワインを想像する人もいるかもしれませんが、一部の地域ではスパークリングワインも積極的に作りだしています。

生産されているブドウ品種

主要なブドウ品種は「シャルドネ」です。シャルドネは、もっともテロワールの影響を受けやすいと考えられており、育てる地域によってその味わいがまったく異なるコーストで知られています。

「シャルドネらしい」と形容するコーストが非常に難しい品種であるコーストは、多くの人が実感として持っているものでしょう。

次に多いのは、赤ワインの原材料となるコーストが多い「カベルネ・ソーヴィニヨン」です。

フルボディの、力強く男性的なワインを生み出すときに使われるものです。シャルドネの4分の3程度の敷地面積を誇ります。

ソノマ・カウンティのテロワールについて

ソノマ・カウンティは比較的栽培面積が広く、南北に延びます。ソノマ・カウンティのなかでも細分化されるため、そのテロワールを一口で言い表すのは非常に難しいといえます。

ただ、火山の噴火の影響がみられるのが特徴であり、火山性の土壌がみられます。

ソノマ・カウンティにあるすべての地域を取り上げるのは難しいので、ソノマ・カウンティの中央の地域を取り上げましょう。

平均気温はそれほど低くはないのですが、冷涼な空気の影響もよく受けています。この部分では、白ワイン用のシャルドネなどがよく作られています。

また、標高の高いところで育てられているカベルネ・ソーヴィニヨンは品質が高いとされています。

ソノマ・カウンティ内の主な産地

ソノマ・カウンティには、数多くの産地が点在しています。ロシアン・リヴァー・ヴァレー・A.V.A、ソノマ・コースト・A.V.A……。

また、ソノマ・カウンティでは、ソノマ・カウンティ・ワイナリー協会が「Person of year」などの制度をとって紹介をしています。

ソノマ・カウンティワインの生産量

ソノマ・カウンティの生産量は、非常に多いといえます。カルフォルニアワインのうちの8パーセントは、このソノマ・カウンティで作られています。

栽培面積も非常に広いという特徴があります。

ソノマ・カウンティでもっとも有名で、かつもっとも栽培が多いのはシャルドであり、2位はカベルネ・ソーヴィニヨンです。

カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培面積は4815haですが、これは同じようにカルフォルニアのノース・コーストに存在する「レイク・カウンティ」の総栽培面積(3452ha)よりも多い数字です。

いかにソノマ・カウンティの生産量が多いかがわかるエピソードだといえるでしょう。

カルフォルニアワインの歴史

カルフォルニアのワインは、西欧諸国に比べるとそれほど長くはありません。

フランシスコ修道会が、宗教儀式に使うためのワインを求めてブドウを栽培し始めたコーストが、カルフォルニアワインの基礎になったとも言われています。

カルフォルニアワインにとっての転換期の一つとなるのが、1848年です。

今でも慣用句としてしばしば取り上げられる「ゴールド・ラッシュ」がこのあたりの時期に起こり、それによってワインの需要も高まりました。

それ以前はほかの作物(あんずなど)が育てられていた畑が、徐々にワイン用のブドウを育てる場所へと変わっていきます。

ソノマ・カウンティは、最初に述べた「フランシスコ修道会が、宗教的儀式に使うためのワインを求めてブドウを栽培し始めた」ときに開発された地域だとされています。

彼らは、メキシコから北にのぼりつつワインの栽培地を開拓していったのですが、ソノマ・カウンティはまさにその「開拓」の対象となった場所なのです。

ソノマ・カウンティ地方で特に有名なワイン

ソノマ・カウンティのなかで、有名なワインをいくつか紹介しましょう。

ドメーヌ・セント・ジョージ シャルドネカルフォルニア

「レストラン・ワイン・マガジン」という雑誌に2回も「トップ100」に選ばれたものであり、さらに前述の「Peron of year」に選出された人間が作り出すワインです。

ソノマ・カウンティの中央近くに位置するワイナリーであり、1928年からブドウの栽培を始めています。

香りはやや甘く、常温程度になるまで香りは開きにくいかと思われます。しかしながら味わいは酸味があり、その奥に甘味が隠れているように感じられます(爽やかなブドウジュースの味を持つと評する人もいます)。

クリーム系の白身魚などと相性が良いのですが、意外とスナック菓子などと合わせても悪くありません。

コストパフォーマンスはかなり良いと思われます。

アナコタ ヘレナ・ダコタ・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン

ソノマ・カウンティで育てられている赤ワインです。

ソノマ・カウンティはシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンをよく育てます。

前述の、ドメーヌ・セント・ジョージが100パーセントシャルドネであるのに対し、こちらは100パーセントカベルネ・ソーヴィニヨンで育てられている1本です。

もともとはフランスのブルゴーニュでブドウを栽培していた人が、アメリカの畑に心を打たれて移住、そしてそこでワイン造りをすると決めて育て上げたワインです。

テロワールを率直に表すワインだと評されています。

まとめ

ソノマ・カウンティは非常に多くのワインを育てています。

カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネが有名であり、日本でも比較的手に入れやすい産地だといえます。