シエラフットヒルズのワインの特徴、当たり年やおすすめワインまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.07.26 公開 | 2019.07.26 更新

アメリカワインはカルフォルニアやニューヨークなどに分けられ、カルフォルニアワインはさらにノース・コートやシエラ・フットヒルズなどに分かれます。

今回はアメリカのカルフォルニア地方にある「シエラ・フットヒルズワイン」について解説していきます。

シエラ・フットヒルズのワインについて

シエラ・フットヒルズは、ゴールドラッシュの発祥の場所だともいわれています。

一攫千金を望んだ人たちが国内外からこの土地に集まったと言われており、シエラ・フットヒルズにある「マーフィー」という街はよく知られています。

シエラ・フットヒルズのワインの生産地は、シエラ・ネバダ(シエラ・ネヴァダ)の山脈付近に広がっている土地であり、品質のよいジンファンデルを生産することで知られています。

山の西の方に畑を配置して、ワイン用のブドウを育ててきました。

生産されているブドウ品種

先ほど説明したようにシエラ・フットヒルズでは、ジンファンデルをよく育てています。

ジンファンデルは今から170年ほども前のゴールドラッシュが起きていた時期からあったブドウで、当時から多くの開拓者の喉を潤していたと言われています。

ジンファンデル以外ではカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなどが育てられています。

ただし、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーの栽培面積はジンファンデルに比べると狭く、2つを足してもジンファンデルの2分の1程度にすぎません。

シエラ・フットヒルズのテロワールについて

山脈に寄り添ってブドウ畑が造られているため、比較的標高が高く涼しい気候が特徴です。特に夜になると寒くなりますが、昼間はよく太陽光が注ぎます。

シエラ・フットヒルズは大きく8つの地域に分けられており、それぞれで土壌の性質が違います。

ミネラルを豊富に含む土が特徴の地域もありますし、同じ地域であっても表情が異なる土壌を持っている地域もあります。

シエラ・フットヒルズの主な産地

シエラ・フットヒルズは8つのカウンティに細分化されており、さらにここに特徴的なA,V.Aが存在します。

少し面白い名前を冠する地域として「エル・ドラード」があり、黄金郷を表す言葉になります。

「エルドラド」「エル・ドラド」と記されることもあり、多くの人の胸をときめかせた言葉でもあります。

またユバ・カウンティに位置する「ノース・ユパ」も有名です。これはシエラ・フットヒルズの最も北に位置するA.V.Aです。

ジンファンデルが有名なシエラ・フットヒルズにあって、ノース・ユパではカベルネ・ソーヴィニヨンなどを積極的に育てています。

シエラ・フットヒルズのワインの生産量

シエラ・フットヒルズのワインの生産量は、決して多くはありません。

カルフォルニアワインはアメリカワインの90パーセント近くを占めていますが、シエラ・フットヒルズの生産量は、カルフォルニアワインのわずか0.7パーセント程度にすぎません。

1パーセント未満という少なさであるからか、日本ではあまりお目にかかることはありません。

フットヒルズのワインの歴史

シエラ・フットヒルズのワインの歴史は、ゴールドラッシュと切っても切り離せない関係にあります。

ゴールドラッシュを契機として移住してきた人の需要にこたえるかたちでワインが造られたという歴史があるからです。

ワイン醸造の歴史は、カルフォルニアのなかでもっとも長く170年近くの歴史があり、その中でいろいろな出来事がありました。

特に悪名高き禁酒法の影響の直撃を受けたのが大きく、シエラ・フットヒルズのワインが再び注目されるためには、禁酒法の施行がとけてから約40年後の1970年までの長い時間が必要とされました。

シエラ・フットヒルズで特に有名なワイン

シエラ・フットヒルズは、カルフォルニアワインとしては生産量が非常に少ないため、日本にはあまり入ってきていません。

しかしまったく手に入らないということはなく、数は少ないものの扱い自体はあります。

クルーズ・ワイン・カンパニーのワイン

独学と経験でワイン醸造を学んだという醸造家が運営しているワイナリーです。

スパークリングワインを特に得意としており、非常に評価の高いワインを生産しています。

シャルドネで作られたワインは、その土地の影響を色濃く出すので、シエラ・フットヒルズの土壌を味わうことができるでしょう。

アイアンストーン ストーンヴァレーレッドブレンド

シエラ・フットヒルズの有名なブドウであるジンファンデルを使った赤ワインです。

煙草の香りがかなり強く感じられますが、わずかにミントのような香りもあります。

キャラメルのような甘味やプルーンの味を感じられる1本で、渋さはあまりありませんが、甘すぎるということもありません。

舌先に少し渋みが残るワインで、肉料理とよく合います。コストパフォーマンスが非常によいので、使い勝手のよいワインなのではないでしょうか。

まとめ

シエラ・フットヒルズワインは、カルフォルニアワインのなかでは生産量が少ないワインです。そのため、日本で手に入るシエラ・フットヒルズワインは非常に限られています。

しかし、ゴールドラッシュ時代から多くの人に楽しみを供していたシエラ・フットヒルズのワインには、長い歴史があります。

さまざまな出来事を経てたどり着いて味を、ゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

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2019.08.23 更新

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