セントラルヴァレーのワインの特徴、当たり年やおすすめワインまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.10.29 公開 | 2019.10.29 更新

カリフォルニア州の中央付近に位置する広大な農業地帯であり、AVAではありません。

海岸山脈とシエラ・ネバダ山脈の間に広がっています。

セントラル・ヴァレーのワインについて

その広大な面積ゆえに、ワイン用ブドウの他にも、果実や野菜、綿糸に至るまで栽培されている農作物は多岐にわたります。

生産されるブドウの大半は、日常消費用ワインの原料として使用されており、大企業が多く存在する点も特徴です。

生産されているブドウ品種

黒ブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデル、メルローなどが栽培されています。

白ブドウは、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどが生産されています。

一部AVAでは、スペイン系の白ブドウ品種、アルバリーニョの生産量も増加しています。

セントラル・ヴァレーのテロワールについて

北部と南部へ大きく分けられ、北部はサクラメント・ヴァレー(Sacramento Valley)、南部はサン・ホワキン・ヴァレー(San Joaquin Valley)と呼ばれています。

北部のサクラメント・ヴァレーには一部、海岸山脈が途切れるエリアが存在し、海からの冷風がヴァレーに流れ込むことから、セントラル・ヴァレー内の地域より穏やかな気候となっています。

主に、多種多様な品種でリーズナブルな価格帯のワインが造られています。

南部のサン・ホワキン・ヴァレーは、南北約350km、東西約80kmに及ぶ広大な生産地で、ブドウの生育に適した気候条件を持つことから、大規模生産者のブランドワインが多く生産されています。

主に、フルーティーで安定した品質を持つ、低価格帯のワインが造られています。

セントラル・ヴァレーの主な産地

以下の主要なAVAが存在します。

  • ローダイAVA(Lodi)
  • カペイ・ヴァレーAVA(Capay Valley)
  • クラークスバーグAVA(Clarksburg)
  • ダニガン・ヒルズAVA(Dunnigan Hills)
  • リーヴァー・ジャンクションAVA(River Junction)
  • トレーシー・ヒルズAVA(Tracy Hills)
  • ディアブロ・グランデAVA(Diablo Grande)
  • サラド・クリークAVA(Salado Creek)
  • マデラAVA(Madera)
  • スクオー・ヴァレー・ミラモンテAVA(Squaw Valley-Miramonte)

ローダイAVAは、サン・フランシスコ湾とシエラ・ネバダ山脈の中間に位置する、この地の主要な生産地です。

その広大さから、7のサブ・リージョンが認定されており、スペイン系やポルトガル系にローヌ系など、豊富な品種からユニークで高品質のワインを産出しています。

セントラル・ヴァレーの栽培面積について

カリフォルニア州のワイン生産量のほぼ半数を占めています。

セントラル・ヴァレーの歴史について

1920年の禁酒法試行時代を逆手に取り、同ヴァレー内の一部栽培農家は、自家製ワイン用ブドウを出荷することで利益を得ていた歴史があります。

そのため、他の生産地区と比較して、老舗のブドウ栽培農家が多く存在する点が特徴です。

セントラル・ヴァレーで特に有名なワイン

著名な生産者が造るワインをご紹介します!

ボーグル・ヴィンヤーズ シャルドネ リザーヴ クラークスバーグ

ボーグル家は6世代にわたり農業を営んでいましたが、1968年にブドウの栽培を開始しました。

当初は約8haだった所有畑は、現在では約600 haを超える規模になりました。

カリフォルニア州を代表するカベルネ・ソーヴィニヨンはもとより、シュナン・ブランやヴィオニエなどの珍しい品種など、さまざまなブドウを栽培しています。

こちらは、クラークスバーグAVA産のシャルドネを使用した、凝縮した果実味と上品なテクスチャーを堪能できる逸品です。

オーク・リッジ・ワイナリー エインシェント・ヴァイン・ジンファンデル

「ジンファンデルの首都」と称されるローダイAVAで、最も古い歴史を持つワイナリーです。

現在、4,800ha以上の自社畑を所有し、ジンファンデルに関しては世界一の栽培面積を誇ることでも知られています。

特筆すべきは樹齢の高さで、樹齢120年以上のジンファンデルの樹も存在し、今尚上質なブドウを実らせています。

果実のコンフィチュール、木樽由来のバニラやスパイス香を感じさせる、最高級ジンファンデルの濃密な味わいに酔いしれてください。

まとめ

ローダイAVAは、早期からサステイナブル農法への取り組みを開始した生産地で、独自の教育プログラムを確立しています。

現在は、ローダイ・ルールと呼ばれる正式な認証制度が制定され、カリフォルニア州内の多くのブドウ畑で採用されています。

公式Twitter

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