ワインの染み抜きはどうやるの?こぼしてしまった時の対処方法

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.09.06 公開 | 2019.09.20 更新

白い服と赤ワイン

ワインをこぼしてしまった時、以外と適切な処置ができないものです。

あたふたしている内にシミが定着してしまったり、間違った対処をしてしまってシミを広げてしまったり。

いざという時、どうすれば良いのでしょうか。この記事では対処法をまとめます。

ワインのシミ対策

シミには大きく分けて3種類。それぞれ使う洗剤も、方法も異なって来ます。

  1. 水溶性:ジュースやワイン、醤油。
  2. 油溶性:ボールペンやファンデーション。
  3. 不溶性:泥やサビ。

そもそもワインのシミは水溶性。

本当はそれほど手強いものではありませんが、頑固なのは赤ワインに含まれる「色素」。

天然の染め物にも使われるポリフェノールと言う成分で、なかなか落ちてくれません。

繊維を着色させる手強い「色素」を撃退するにはどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、いざという時役に立つワインのシミ撃退方法をご紹介します。

すぐにワインを拭き取る

ワインをこぼしてしまった時、先ずは直ぐに拭き取る事が鉄則です。シミの除去率はここで大きく違って来ます。

どんなに優秀な染み抜きを行っても、時間と共に定着してしまった色素はなかなか簡単には落ちてはくれません。

また、赤ワインに含まれる色素は洗うだけではなく、きちんとした漂白の処置が必要となって来ます。

では一体どんな漂白方法があるのか、手軽に購入できる優秀アイテムをご紹介します。

酸素系漂白剤を使う

漂白剤には主に、酸素系と塩素系があります。

「塩素系漂白剤」はキッチンハイターなどでお馴染みの漂白剤。まな板やカップ、布巾など、あらゆるものを真っ白く仕上げる事が出来ます。

しかし、染料まで脱色してしまうので色柄ものには使えません。大切な衣類の漂白には「酸素系漂白剤」を使います。

塩素系よりも優しく、酵素の力で汚れを浮かせるので生地への負担も軽く色柄ものにも使えます。

ただ、「金具が付いた衣類」には向いていないので注意が必要。

ジッパーやボタンなどの金属部分に酸素系漂白剤が反応し、変色や傷みの原因になってしまいますので目立たない所でテストをしてみましょう。

酸素系漂白剤は、ドラッグストアで様々なタイプを購入する事が出来ますので、人気のものをご紹介します。

オキシクリーン

汚れ落ちに定評のあるアメリカ原産の洗濯用洗剤。

日本向けに作られているオキシクリーンは界面活性剤、香料無添加のため環境にも優しい事が特徴です。

またワインの汚れには、より染み抜きに特化した「オキシクリーン マックスフォース」がおすすめです。

ジェル状になっているため、生地にしっかりと塗布する事が出来、とても簡単です。

ワイドハイター 衣料用漂白剤 液体タイプ

ドラッグストアでもよく見掛ける、お馴染みの漂白剤。

水洗い出来るものであれば、ウールやシルクを含む全ての繊維に使えると言うとても優秀なアイテムです。

粉末タイプもありますが、より漂白効果が高いため使用出来る衣類かどうかの確認が必要です。

頑固なポイント染みには、「ワイドハイターEXパワー 衣料用漂白剤 ポイント漂白」がおすすめです。

泡で出てくるスプレータイプで、洗濯前にひと吹きしておくと、泡洗浄成分が浸透しスピード分解してくれます。

手軽なのでシミが付いてから処置まで、素早く出来るメリットがあります。

シャボン玉 酸素系漂白剤

洗濯物だけでなく台所用品の除菌や漂白にも使え、日常生活において幅広く使えます。

また、酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウム100%で出来ており、界面活性剤や香料なども入っていないのでツーンとした臭いもなく安心です。

シミには40度位のお湯に溶かした漂白剤に浸け置きし、シミを浮かせた後に優しく手洗いします。

シャボン玉は環境に配慮した酸素系漂白剤の代表です。

重曹を使う

暮らしの万能薬「重曹」はワインの染み抜きにもOK。

食用にも使われる程優しい重曹は、洗濯時の排水も環境に優しい安心のアイテムです。

使い方も簡単。

ワインの染み周りにたっぷりと重曹を振りかけ、熱湯を周りから少しずつ円を描く様に注いで行きます。

この時のポイントは「熱湯」をかける事。

化学反応を起こし、モコモコと泡立ちながら重曹が溶けると同時に汚れをしっかり浮かせてくれます。

その後、優しくしっかりと手洗いで洗い流します。

クエン酸を使う

クエン酸はレモンや梅干しにも含まれる、舐めると酸っぱい成分の事。

クエン酸も重曹同様に食品にも使われる製品で、サプリメントなどにも使用されており安全に使用できるメリットがあります。

但し、変色が起こる為、金属の付いた衣類にはおすすめ出来ません。

また強い酸性の為、生地を痛めやすいのでデリケートなものに使用する際は注意が必要です。

使い方はとっても簡単。粉状のクエン酸を水に溶かし、5%から10%程度のクエン酸液を作ります。

スプレーにして使う方法(シミが小さい場合)

スプレー容器に詰め、シミに直接スプレーして浮き出て来たら中性洗剤で優しくしっかりと洗い流します。

浸け置きの場合(シミが大きかったり、点在する場合)

洗面器などの桶を使って衣類を30分程漬け込み、浮き出て来たら中性洗剤で優しくしっかりと洗い流します。

高価な服はクリーニングがおすすめ

自宅で洗えない衣類や特殊生地や特殊構造の衣類は、迷わずプロへお任せする事が一番です。

中途半端な自宅処置をした後では、返って染みが定着してしまいプロの手でも落ちない事があります。

染み抜きの料金形態は大き分けて2つ。

染み抜き料がクリーニング代と別途

シミのある箇所にスポットで処置を施す方法です。

こちらは主にシミの大きさによって判別され、シミの範囲が大きくなれば料金も上がって行きます。

3cm四方で500〜1,000円が相場ですが、定着してしまった頑固なシミは手間代と共に更にプラスされる場合もあります。

この他に、シミが落ちる落ちないに関わらず染み抜きに着手したと言う意味で「着手料」が別途かかる所もあります。

着手料の相場は300〜800円が目安。(例:白洋舎¥300)

上記金額にクリーニング代がプラスされます。

クリーニング代に含まれている

シミの範囲が広くスポット処置が難しい場合など、染み抜き料がクリーニング代に含まれている(特殊クリーニングを施す)システム。

シミにも効果のある特殊な洗いを全体に施します。

各クリーニング店によってこだわりが多種多様の為、料金にかなりの差があります。

下記はシミに特化した特殊クリーニング店の料金の一例です。

※( )内は通常のクリーニング料金の相場。

  • ワイシャツ:¥1,500(¥250)
  • ブラウス:¥2,000(¥600
  • セーター:¥2,000(¥700)
  • ワンピース:¥4,000(¥1,000)
  • パンツ:¥2,000(¥700)
  • コート:¥4,000(¥1,500)

染み抜きが如何に特殊か伺えます。

今は、街のクリーニング店〜生地に特化した特殊なクリーニング店まで沢山存在します。

シミの範囲やどんな衣類かを判断し、クリーニング店を使い分けると良いと思います。

まとめ

ワインの染み抜きには様々な方法がありますが、まず大切なのは「処置までのスピード」です。

早い段階で適切に処置をすれば、自宅でも見違える程綺麗になります。

また、ウールやカシミアなど、水洗い出来ない生地もありますので洗濯表示の確認が大切です。

そして、特殊な生地や構造の衣類、自宅処置に自信が無い時は、やはり迷わずプロの手に。

白洋舎さん曰く、「染み抜きの処置にかかる料金は、おおよそ人件費」時間と技術、手間がかかるとそれだけ人件費もかかり料金も上がってしまうとの事。

どんなに小さなシミでも、定着する前にスピーディに処置する事で落ちやすく、結果染み抜き料を抑えられるケースも多い様です。

素敵なワインライフを楽しむ為にも、いざという時の対処法を知っておくと良いですね。

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2019.11.12 更新

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