ワイカト/ベイ・オブ・プランティ地方のワインの特徴、当たり年や主なワイナリーまとめ

Good Wine 編集部by Good Wine 編集部

2018.07.09 公開 | 2018.07.09 更新

オークランドの南、ハミルトンを中心に広がるワイカトとタウランガを中心に広がるベイ・オブ・プレンティは、それぞれにラグランとマウント・マンガヌイというサーフスポットを有しており、世界中からサーファーが集まってくる地域です。

暖かい気候で、とりわけベイ・オブ・プレンティはハワイのようだと評されています。

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティワインについて

そんなワイカト/ベイ・オブ・プレンティには、9つのワイナリーと3haの栽培面積があります。

それぞれ生産量は多くなく、ニュージーランドでもっとも小さな生産地でもあります。

そのワイカト/ベイ・オブ・プレンティでは2012年頃から、世界に通用するワインを、ということで4つのワイナリーが手を組み、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早く成熟するカベルネ・フランを植樹しました。

生産されているブドウ品種

この地域で大きな割合を占めているのは、シャルドネです。複雑味があり、果実味も豊かなニュージーランドらしいシャルドネ。

また、メロンやネクタリンのニュアンスがあり、温暖な気候で育ったソーヴィニヨン・ブランも生産されています。

黒ブドウでは、カベルネ・ソーヴィニヨンを多く栽培しており、近年では世界に匹敵するカベルネ・フランを生産しようと4つのワイナリーが力を合わせています。

  •  シャルドネ
  •  ソーヴィニヨン・ブラン
  •  カベルネ・ソーヴィニヨン
  •  カベルネ・フラン

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ地方のテロワールについて

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティエリアは、暖かい気候で雨が多いエリアです。

そのため、湿度が非常に高くブドウ栽培には向いていないと評価する人もいます。

現状、ワインビジネスとしてブドウ栽培を行っている生産者はいません。

しかし、暖かい気候によって温められた土と、その粘土質土壌はワイン用ブドウの栽培の基盤となりうるものでもあります。

多湿な気候のおかげで、貴腐菌が付着し、貴腐ワインや甘口ワインの生産が可能になっています。

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティワインの生産量

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティエリアには、3haの栽培面積だけあります。

9軒のワイナリーがあり、2016年には18トンのブドウが収穫されました。

約1万3000リットルのワインが生産されています。

ごく少数のみ輸出されており、基本的には国内で消費されています。

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティワインの歴史

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティにブドウが植えられたのは、1903年のことでした。

イタリア移民であるロメオ・ブラガート(Romeo Bragato)は、テ・カウファタ(Te Kauwhata)にたどり着きました。

その光景が郷里のイタリアを少し思い出させたことによって、この地に定住し、ブドウ栽培を始めます。

これによって、テ・カウファタは現在でもワイカト/ベイ・オブ・プレンティエリアにとって重要な地と認識されています。

この地では、まだ生産量は多くないですが、より生活にワイン文化を根付かせようといくつかのワイナリーが主体となって、ワインイベントなどを行っています。

ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ地方で特に有名なワイン

9つしかないワイナリーの中で、特に地元の住民に愛されているワイナリーを3つピックアップしました。

Mills Reef Bespoke Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc 2015

ベイ・オブ・プレンティのタウランガ市内にあるベスレヘムのワイナリー、ミルズリーフが、ホークス・ベイはギムレット・グラベルズのブドウを使用して生産したワインです。
ワインメーカーの親指のフィンガープリントがエチケットに施されています。

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(日本未入荷)

Vilagrad Charminer 2015

ハミルトンのすぐ近くにあるVilagradがシャルドネとゲヴェルツトラミネールをブレンドして生産したワイン。

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(日本未入荷)

Omori Estate Pinot Noir 2009

ほぼ唯一、ワイカトでブドウ栽培をしているオモリ・エステートのピノ・ノワール。

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(日本未入荷)

まとめ

まだまだ生産量の多くないこの地域ですが、よりよいワインを生産しよう、よりたくさんの人に味わってもらえるようにしよう、といくつかの生産者は努力しています。

また、ミルズリーフには、日本人のブドウ栽培兼アシスタントワインメーカーが務めています。

現状では、ほとんどすべてのワイナリーがホークス・ベイやマールボロに畑を持ち、そこからワイカト/ベイ・オブ・プレンティにブドウを運んで、ワイン醸造を行っています。

今後、この地域でブドウの生産量が増え、ワイカト/ベイ・オブ・プレンティのワインが出てくることを期待しています。