知っておきたい!ワインに関するよくある質問まとめ

Good Wine 編集部by Good Wine 編集部

2018.05.23 公開 | 2018.07.02 更新

ワインについて、わからないこと、迷うことってありますよね。今さら聞けない質問、お悩みを、「買う前」「買った後」に分けて解決します。

知っておきたい疑問点~ワインを買う前編

ワインを選ぶための基本的知識を7つ挙げました。これを読めば、もうお店でまごまごすることはありません。

スパークリングワインと普通のワイン、どう見分ける?

ビンの口の形がなめらかなのは普通のワイン、デコボコしているのはスパークリングワインです。

スパークリングワインは、炭酸ガスによってコルク栓が飛び出さないための口金がかかっていて、開封前でもこの形がなんとなくわかります。

近頃は、スパークリングワインでもスクリューキャップのものが出てきました。これは、口の形では見分けがつきません。ラベルに「sparkling」や「炭酸ガス含有」とあれば、スパークリングワインです。

辛口のスパークリングが欲しいなら、「brut(ブリュット)」という言葉が書かれているものを探しましょう。「brut」は辛口という意味ですが、スパークリングにしか使わない言葉です。

赤ワインと白ワイン、どう見分ける?

ビンの色が暗いと、赤なのか白なのか迷いますよね。赤を表す言葉は「ルージュ」「ティント」など口紅と同じと覚えましょう。

イタリアワインは「ロッソ」なので、これだけ覚えておけば、あとは白ワインと思って大丈夫です。

ロゼワインは色のきれいさをアピールする透明なビンに入っているので、間違えることはないでしょう。

スパークリングワインとシャンパンって違うの?

スパークリングワインはシュワシュワするワインの総称で、シャンパンはその一部です。

フランスのシャンパーニュ地方産で、法律に定められた方法で造られるものだけがシャンパンと名乗れます。

シャンパンと同じ品種、同じ製法で造られるスパークリングワインは世界にあります。伝統的製法を表す「classic」「traditional」という言葉があれば、シャンパンと同じ製法だと考えられます。

ちなみに、日本では昔は「シャンペン」が一般的でしたが、これは英語の発音に近く、今使われている「シャンパン」は、フランス語と英語をミックスした言葉になっています。

辛口と甘口、どう見分ける?

流通しているワインのほとんどは辛口なので、ここでは甘口の探し方を説明します。

甘口の中でも最も濃厚なハチミツくらいの甘さのワインが欲しいなら、ハーフボトルがオススメです。白の甘口は色もハチミツのような黄金色をしています。

「アイスワイン」というのは、ブドウの収穫を遅らせて、凍った実で造る極甘口のワインです。赤もありますが、白のほうが種類は豊富です。

アイスワインと同じくらい甘くて濃いのが「貴腐ワイン」。アイスワインのように収穫を遅らせるけれどブドウは凍らないのが「遅摘み」。

ほかにも甘口ワインの種類はいろいろありますが、どれも砂糖を入れているわけではなく、原料のブドウの甘さそのものです。

ビールのようにノンアルコールタイプはある?

ワインでもノンアルコールタイプはあり、スパークリングタイプと普通のワインタイプ、これは赤と白両方そろっています。

製法は大きく2つに分かれ、いったんワインを造ってからアルコールを抜くものと、アルコールを生成しない方法で果汁を加工したものに香りや味の調整をしてワインの味に近づけていくものとあります。

アルコール度数12~14%くらいのワインが主流の中、10%未満の低アルコールワインで辛口というものも出てきています。これは、ノンアルコールタイプと同じく、現代科学の力を借りないとできません。

伝統的製法の低アルコールワインは、基本的に甘口です。発酵しきらないブドウの糖分がワインにそのまま残って甘口になります。イタリアの「Asti」というスパークリングが有名です。

有機ワインって体にいいの?

体内に入るものはできるだけリスクのないものを選ぶというのは、いまや常識となっています。ワインも例外ではありません。

有機ワインとは、有機栽培されたブドウで造られたワインのことです。有機栽培とは、化学肥料や除草剤を使わずに育てた、できるだけ自然のままにした栽培方法です。

国によって有機栽培の基準は決められています。ラベルにその認証マークがついていれば安心ですが、マークをつけていなくても有機栽培をしている生産者はいます。

マークをつけるのにはコストがかかり、それをプロモーション的に利用しているものよりマークのないものが、より厳格に栽培されている場合もあります。マークは目安にはなりますが、絶対ではありません。

各国のマーク以外に、有機栽培の目安になるデザインがあります。それはテントウムシで、害虫を食べてくれる虫として有機ワインのデザインによく使われています。

ワインは古いほどいいの?

ワインは古いほど価値があるというのは、希少価値があるからです。おいしさとは必ずしも比例しません。

日にちを置くことによっておいしくなったと思うかどうかは、個人の好みにもよります。同じワインを飲んで「すばらしく熟成している」と思う人がいる一方、「劣化している」と思う人がいることも事実です。

知っておきたい疑問点~ワインを買った後編

ワインを買った後に出てくる疑問を5つ挙げました。飲むとき、保存するとき、配送するときの参考にしてください。

賞味期限はあるの?

ワインに賞味期限はありません。ただ、価格が安くて味が軽めのものは、置いておいてもおいしくなるわけではないので買ったら1年以内に飲みましょう。

夏が迫っていて常温に置くしかないなら、その前に飲みきることをオススメします。

すぐに飲まないときの保存方法

セット販売のワインを買ったり、プレゼント用に買ったけど渡すまでしばらく置いておくなど、ワインセラーがない場合の保存方法は、日差しを避ける、温度が一定の場所に置く、この2つを守りましょう。北向きの部屋の押し入れや床下収納がおすすめです。

夏は冷房、冬は暖房をする部屋は、夜間、冷暖房を切るなら、冷暖房のない場所、たとえば廊下の隅などのほうがよいでしょう。

温度変化を何度も繰り返すよりは、多少暑かったり寒かったりする温度でも一定のほうがダメージは少なくすみます。

冷蔵庫に入れたほうがいい?

ワインの保存にNGなのは、日差し、温度変化のほかに、振動があります。冷蔵庫は常に振動しているので、保存には向きません。

ただ、すべての部屋、廊下が冷暖房つきで冷暖房を消す時間もあるなら、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。振動は避けられませんが、野菜室なら湿度が保たれるので、冷蔵室よりはワインセラーに近い状態になります。

冷蔵庫の野菜室が満杯で入れられないというときは、お店で買ったときのまま、というのが一番簡単で効果的です。

割れ防止に巻いてくれる紙や発泡スチロール、プチプチなどの素材と紙袋は、急激な温度変化を伝わりにくくしてくれます。

保存時は寝かせる?立たせたまま?

ワインの栓がコルクなら寝かせる、金属やガラスキャップなら立たせたまま、と覚えましょう。コルク栓は水分を吸って膨張するので、乾燥すると密閉性が悪くなります。

また、開けるときにコルクが乾燥していると、すべりにくかったり、もろく壊れやすいということもあります。

ただ、これは何年も熟成させるときの話で、自宅で数カ月置くくらいなら、気にしなくて大丈夫です。

ワインを配送する時はクール便がいい?

夏、温度が25度を超す時期は、クール便を使いましょう。7~9月はほとんど当てはまります。

5~6月は微妙、10月でも上旬だと夏のような気温のときもありますし、そこはその都度、判断するしかありません。

百貨店や通販業者はそれぞれ規定があり、クール便でしか受け付けない時期があります。それ以外でも、追加料金を払えばクール便を指定できることもあります。

赤ワインを飲むときの室温って何度?

赤ワインの適温は16~18度で、飲むときも保存のときも同じです。ヨーロッパの石造りの家ではこれが「室温」ですが、日本では春先や初冬、けっこう寒いと感じる温度です。

日本では、赤ワインも軽く冷やして飲みましょう。

ワイングラスを回しているのはなぜ?

ワインは空気に触れることよって香りが立ってきます。開けたてのワインの香りを早く楽しめるようにするために、グルグル回します。

右手で回すときは反時計回り、左手で回すときは時計回りにします。万が一、ワインがグラスから飛び出しても人にかからないように、自分向きになるようにするためです。

まとめ

ワインに興味はあるけれど、お店だとソムリエの人に聞くのは気が引けるという素朴な疑問にお答えしました。参考にして、ステキなワインライフを始めましょう。