ワインの賞味期限はどれくらい?未開封、開封後の違いについて

Good Wine 編集部by Good Wine 編集部

2018.07.19 公開 | 2018.09.11 更新

ワインの賞味期限はどれくらい?未開封、開封後の違いについて

「買ったワインやもらったワインは、いつまでに飲めばいいの?」と思ったことはないでしょうか?

よかれと思って置いていたワインが劣化していたり、飲み頃を過ぎていたりしたらショックですよね。

そこで今回は、ワインの賞味期限について詳しく解説します。

こちらを参考にすれば、飲み頃を逃さずにおいしくワインを味わえますよ。

ワインの賞味期限はどのくらい?

ワインを安全においしく飲むために、賞味期限がどのくらいあるのか気になりますよね。

ワインをおいしく飲める期間について、栓を開ける前と開けた後、白いワインと赤ワインなどの種類ごとに詳しく解説していきたいと思います。

はじめに、「ワインに賞味期限が書かれていない理由」から説明していきます。

ワインに賞味期限が書かれていない理由

ボトルを見て気づいた人もいるかもしれませんが、ワインには賞味期限が書かれていません。

ワインは瓶詰めした後も熟成が進んでいるので、料理とは違ってできたてが一番おいしいとも限りませんよね。

完成後すぐに劣化がはじまるわけではありませんし、長い時間をかけて熟成させた方がおいしいものや、買ってからすぐに飲んだ方がおいしいものまで様々。

それを「賞味期限」という数字でくくるのはとても難しいからなのです。

ワインにはアルコールが含まれており腐りにくいので、基本的には賞味期限がいつなのか分からなくても心配する必要はありません。

とはいえ、どんなワインでも「おいしく飲めるタイミング」というものはあります。

未開封のワインの消味期限

栓を開けていない状態のワインの場合、白ワインは1~2年、赤ワインは2~3年の内に飲むのがおすすめです。

スパークリングワインは、白ワインや赤ワインと違って保存を目的につくられておらず、保存環境にも左右されやすいので、とてもデリケート。

そのため、スパークリングの場合はすぐに飲むのが一番おいしいとされています。

白ワインや赤ワインでも上記のような目安はありますが、手頃な値段で手に入るワインの場合はすぐに飲むのがよいでしょう。

開封後のワインの賞味期限

開封したワインは劣化が激しく、飲み頃がすぐに過ぎてしまうので、一週間を目安にできるだけ早く飲むとよいでしょう。

とくに、赤ワインよりも白ワインのほうが劣化が早いです。

赤ワインは樽で熟成させるものが多く、適度に酸素にふれさせることで味わいを豊かにしています。

しかし、白ワインは瓶詰めやステンレスタンクで熟成させるのが一般的。これは白ワインの香りや味わいの成分が酸素に弱いからなのです。

このようなことから、赤ワインよりも空気による味の変化が激しい白ワインはなるべく早く飲み切る、と覚えておきましょう。

開封した赤ワイン

栓を開けた赤ワインの賞味期限は、おおよそ1週間です。

フルボディからミディアムボディの赤ワインの場合は、開けたてよりも少し時間が経ったほうが飲みやすいこともありますし、1週間ほど経ってもおいしく飲めるものもあります。

酸味があるようなライトな赤ワインは、5日程度を目安にするとよいでしょう。

開封した白ワイン

栓を開けた白ワインは味わいによって変わりますが、5日くらいが目安です。

辛口の白ワインは空気に触れたことによる劣化がわかりやすいので、3~5日程度で飲み切りましょう。

一方、甘口のワインは1週間くらい経っても、味や香りの変化が目立たないことが多いです。

開封したスパークリングワイン

スパークリングワインは泡が特徴のワイン。

一度栓を開けるとどんどん泡が抜けていくので、白ワインや赤ワインに比べると劣化が激しいです。

その日に飲み切るのがベストですが、どうしてもという場合には2日以内を目安に飲み切りましょう。

保存する際は専用のストッパーを使うことで、泡が抜けてしまうのを防ぐのがおすすめです。

開封したロゼワイン

栓を開けたロゼワインは、5日を目安に飲み切るのがおすすめです。

白ワインと同じく味わいによって劣化が目立たないものも多いので、甘みが強いものは5日ほど、スッキリ辛口のものは3日程度を目安としましょう。

コルク栓とスクリューキャップで違いはある?

コルク栓でもスクリューキャップでも、短期間であれば保存できる期間に大きな違いはありません。

一般的には長期間寝かせるワインにはコルクが使われますが、これは微量な酸素をとり入れて熟成を進めるためです。

一方、手頃な価格で手に入るワインにはスクリューキャップが使われることが多く、コルクよりも密閉性が高く、味の変化を防いでいます。

それぞれ違う目的で使われていますが、数週間や数ヶ月という短期間であれば賞味期限に大きな違いはありません。

もちろん、栓を開けてしまえばどちらのワインでも、できる限り早く飲むのがおすすめです。

常温保存と冷蔵保存で違いはある?

開封したワインも未開封のワインも、常温保存はワインの味を大きく左右します。

「常温」は季節によって差があり、ワインは高い気温に弱いです。

日の光や振動によっても味が変化しやすいので、冷蔵保存されたワインよりも常温保存のワイン方が劣化しやすい環境にあります。

どちらを先に飲むか迷ったら、常温保存されたワインを先に飲むとよいでしょう。

開封したワインも同じように、常温で保存すると冷蔵保存よりも劣化が早まります。

開けたワインをできるだけ長い期間おいしく飲むには、なるべく空気に触れないようにして冷蔵保存することが大切です。

ワインの飲み頃を過ぎるとどうなる?

ワインの賞味期限について解説しましたが、目安の期間で飲みきれなかった!という場合もあるでしょう。

そのような場合はワインがどうなってしまうのか、飲み頃を過ぎたワインはどうすればいいのかについて解説します。

酸化して味が酸っぱくなる

一般的には「酸化して酸っぱくなる」といわれます。

しかし、厳密にいうと、空気に触れたからといってすべてのワインが酸っぱくなるとは言い切れません。

とはいえ、ワインが空気に触れれば味や香りが変化しておいしいと感じなくなりますし、雑菌が繁殖してしまうことも。

酸っぱくなるだけでなく、香りがなくなったり酸素との化学反応によって雑味が増えたりするなど、栓を開けたワインは一定の期間を過ぎるとおいしくなくなるのです。

ワインは腐るのか?

未開封のワインであれば、基本的には腐らないと考えてよいでしょう。

しかし、コルクで栓をしたワインに見られる「ブショネ」というカビによる劣化が原因で、ワインが飲めなくなってしまうことはあります。

ブショネのリスクが少ないことから、近年ではスクリューキャップが普及していますね。

しかし、栓を開けたまま長期間放置すれば雑菌が繁殖し、飲んでお腹を壊した!となる可能性は十分にありますので注意しましょう。

飲み頃を過ぎたワインは料理に使うのがおすすめ

ワインの栓を開けても、飲み頃の内に飲みきれないという場合もありますよね。

そのようなときは料理に使うのがおすすめです。

料理に入れてしまえば、味が落ちてそのままでは飲めないワインでも有効活用できます。

赤ワインであればミートソースやカレー、白ワインであれば鶏肉とじゃがいもを使った煮込みやキャベツなどとの相性がいいです。

まとめ

買ったワインはすぐに飲むのがおすすめですが、ワインは基本的に腐らないので、白ワインであれば1~2年、赤ワインは2~3年ほどで飲む分には賞味期限を気にする必要はありません。

ただし、栓を開けたワインはできるだけ早い内に飲み切るのがベストです。

もちろん、開けたてよりも2~3日後の方がおいしい場合もありますが、基本的には5日~1週間を目安にするとよいでしょう。

自分で選んだワインの一番おいしい飲み頃を探りながら味わうのも、ワインの楽しみのひとつです。