【完全版】ワインのラベル(エチケット)とワインリストの読み方

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.08.05 公開 | 2019.08.05 更新

ワインボトルに貼られているラベルは「エチケット」とも呼ばれ、読み方がわかるとワイン選びにとても役立ちます。

しかし、フランス語やイタリア語で色々と書かれているので、見てもよくわからないですよね。

ワインのラベルは、全部を完璧に読む必要はありません。大事なポイントさえ押さえておけば、そこから必要な情報を得ることができます。

今回は、知るとワイン選びが楽しくなる、ラベルの見方を紹介します。

ワインの名前の法則

ワインの名前は通常ラベルに一番大きく書かれており、色々な情報が詰め込まれています。

生産者がつけたオリジナルの名前が付いている場合と、「産地」「作り手」「ブドウ品種」など、複数を組み合わせた名前が付いているものとがあります。

例えば、「ロバート・モンダヴィ ナパヴァレー カベルネソーヴィニヨン」というワインがあります。

これは、「ロバート・モンダヴィ」という生産者によって、カリフォルニアの「ナパヴァレー」で、ブドウ品種「カベルネソーヴィニヨン」を使って作られたワインという意味です。

「作り手+産地名+ブドウ品種」を組み合わせた名前となっています。名前に「作り手」や「産地」が入っているのは、その人物や産地が有名であることを意味します。

フランスでは、上質なワインを作る村や畑が国によって選ばれ、ラベルに名前を書くことが許可されます。

ボルドー地区では、ワイン畑の名前の前に「シャトー」とつけます。「シャトー・ラトゥール」「シャトー・マルゴー」など、高級ワインとして有名な5大シャトーは、すべてボルドーにあります。

一方、同じフランスでもブルゴーニュ地区のワイン畑は、名前の前に「ドメーヌ」と付けます。

慣れると、どんな組み合わせで名前が付けられているか分かるようになるので、色々と目を通してみてください。

ワインのラベル(エチケット)の読み方

ラベルに記載されているもの

画像引用:https://wowma.jp/item/309297760
画像引用:https://butsu-yoku.blog.so-net.ne.jp/2010-03-27

ワインのラベルには以下のような情報が書かれています。ボトルの裏には日本語のラベルが貼ってあることが多いので、合わせてチェックしましょう。

➀ワイン名:コノスル
②ブドウの収穫年:2012年
③ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
④生産地:マイポ・バレー、チリ
⑤ボディ(赤ワインに記載):フルボディ
⑥アルコール度数

ワインによって、書かれている場所は異なりますが、上記の6つはよく記載されています。

裏の日本語ラベルはインポーター(輸入会社)が作成したもので、表のラベルとほぼ同じ内容が書かれています。

国ごとの表記の違い

ラベルの内容は、国によっても違います。各国の主な特徴を紹介します。

フランス

フランスのワイン法で定められた格付け(AOC)が記載されています。国から高品質だと認められたワインは、産地名をラベルに表示できます。

書かれているのが地方名(例:ボルドー)→地域名(例:メドック)→村名(例:マルゴー)の順に、高級なワインとなります。

イタリア

イタリアのワイン法で定められた格付け(DOCGまたはDOP)が記載されています。最上級のDOCGワインには、認定シールがボトルの首やコルク部分に貼ってあります。

スペイン

スペインのワイン法で定められた格付け(DO)が記載されています。また、ワインの熟成度による表記があります。

上級ワインである「Reserva(レゼルバ)」は3年以上、最上級の「Gran Reserva(グラン・レゼルバ)」は5年以上熟成されたワインとなります。(赤ワインの場合)

ドイツ

ドイツのワイン法で定められた格付け(Qmp/QbA)が記載されています。ドイツのワイン法は、他の国とは異なり、ワインの糖度によって決められています。細かく設定された表示を見れば、ワインが甘口か辛口かが分かります。

アメリカ

ワイン法により、ラベルの表示方法が定められています。「産地」「ブドウ品種」「ブドウの収穫年」は、それぞれ一定の基準をクリアしないと表示できません。ラベルに何が表示されているかによって、そのワインのレベルがわかります。

オーストラリア

オーストラリアワインも、アメリカと同じく法律でラベルの表示方法が決まっています。また、赤ワインによく使われるブドウ品種「シラー」は、オーストラリアでは「シラーズ」と表記されます。

チリ

ワイン法によって、産地名を表示できるワイン、できないワインに分かれています。また、アメリカと同じく一定の基準をクリアした場合のみ「ブドウ品種」や「ブドウの収穫年」が表示できます。熟成されたワインには、「Reserva(レゼルバ)」の表示があります。

まとめ

ワインのラベルからは、多くの情報を得ることができます。最初は見方がわからなくても、日本語表記の裏ラベルと表ラベルを見比べていくうちに、徐々に表ラベルだけで理解できるようになるでしょう。

ちなみに、裏の日本語ラベルは、インポーター(輸入会社)が作成しています。大企業の場合もありますが、ワインの輸入を専門にしているインポーターも数多くあります。

個性的なインポーターが多いので、好みのワインが見つかったら、裏の「輸入元」を確認し、同じ会社のワインを選ぶのもありですよ。ラベルの情報を活用して、あなた好みのワインを見つけてください。

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2019.08.23 更新

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