赤ワインを味わおう!グラスやボトルでの注文の仕方と飲み方

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.08.06 公開 | 2019.08.08 更新

赤ワイン注ぐ

ワインを楽しみたい。

そう思ってワインショップやレストランに行った時、ずらりと並ぶワインのボトルの数やリストに並ぶ呪文のような数々に後ずさりしたくなることがあります。

赤ワインを飲んで、素敵な時間にするために、その一つ一つの呪文を解き明かしていく。そんな時間が長く奇妙に感じられることも多いです。

飲んだこともないワインを置いているところでは、なおさらです。

そこからその日の料理や気分、そして一緒に飲む相手が好むピッタリなワインを見つけ出すのは至難の業。

そのときに、味方につけるべきなのがショップスタッフやソムリエなのです。

赤ワインをオーダーする時のポイント

赤ワインをオーダーするときに考えたいのは3つです。

グラスで楽しむのかボトルなのか。料理に合うワインをチョイスする。そして予算内に収めることです。

ワインに力を入れているレストランであれば、グラスワインで数種類オープンしており、ボトルワインは数十から数百種類置いています。

グラスで楽しむ場合には、数種類開いているワインからオーダーしている料理と相性がいいワインを、とソムリエに伝えましょう。

ボトルワインは、価格の幅が大きく、2、3000千円で楽しめるものから数万円以上のものまであります。

そのため、ソムリエに予算を初めに伝えておきます。

口に出して予算を伝えられない会合やデートの場合には予約の際に伝えておく、もしくは希望の価格帯をワインリストで指差し「これくらいのものを」と伝えましょう。

料理との相性を考える

アラカルトであれ、コース料理であれ、多くのレストランで共通するのは、前菜からメインディッシュへ流れていくということです。

ワインも同様で、流れとして料理に合わせて提供してもらうとありがたいです。

そのため、ワインを頼むときに、何本(杯)飲むつもりなのか、予算がどれくらいなのか、を伝えてみましょう。

優しいお店では、それぞれ3種類くらいワインを持ってきてくれ、ワインについて説明をしてくれるでしょう。

そこから、説明として好きだったものを選ぶ、もしくはエチケットが好みのワインを選ぶものいいです。

エチケットは、実はワインの顔。エチケットが好きなワインは往々にして味わいも好みになっています。

軽い、重いの違い

味わいとして、軽いワインか重いものかということを聞かれることがあります。

ライトボディやフルボディといった表現をされることもあります。

重さを決めるのは、アルコール度数・タンニン・酸といった要素です。

軽やかなワインは、ブドウ品種の傾向もありますが、アルコール度数が比較的低く、タンニンがあまりない、もしくは感じにくく、酸味が強い傾向にあります。

反対に重めのワインは、アルコール度数が高めで、タンニンがしっかりとしていて、酸が低く感じられることが多いです。

ワインをオーダーする時の傾向として、軽めの赤ワインは前菜やスープ、魚や白身の肉と、重ための赤ワインは煮込みや赤身系の肉に合わせることが多いです。

ソムリエに質問する時のコツ

ワインを提案してもらうとき、自身の好みを伝えなければなりません。

軽めのワインが好きなのか、重めが好きなのか。一番簡単な好むを伝える方法はこれです。

好きなブドウ品種や産地を伝える場合には、普段こういったワインを飲むことが多いのですが、オススメはありますか。と伝えるのがベター。

完全に品種や産地を指定してしまうと、普段自分では選ばないワインとの出会いの機会を一つ失ってしまうのと同じです。

また、レストランによって得意な品種や産地が異なることも多いです。

ブルゴーニュが得意なレストランで、ボルドー系を注文すると狭い範囲から選ぶことになり、折角の機会がもったいないです。

赤ワインを味わう時のポイント

ソムリエが提案してくれたワインを味わうときに、何を考えたらいいのか。

料理と一緒に楽しむことがすべてなのですが、ワインを構成する、色・香り・味わいの3つの要素で考えてみます。

見た目の傾向

赤ワインがグラスに注がれた時に最初に捉えることができるのが見た目。濁っているのか、輝いているのか。

濁っている場合は、醸造の過程で敢えての場合もありますが、劣化の可能性も若干あります。

フレッシュで若く、ガメイやピノ・ノワールといった軽やかな味わいになりやすい品種のワインはルビーやガーネットの色調となります。

ルビーはphが高く、ガーネットはphが低い傾向にあります。

メルローやカベルネ・フランといったミディアムボディになりやすい品種の赤ワインは、濃いルビーになりやすいです。

カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーといったフルボディになりやすい品種では、かなり濃い色味のガーネットになりやすい。

熟成が進むにつれ、オレンジがかった色味に変わっていき、トーニーやレンガといった表現がされるようになります。

香りの傾向

香りは、第1アロマ、第2アロマ、第3アロマとあります。

第1アロマではライトなワインは赤系ベリーの香り、フルになってくると黒系ベリーの香りになります。ブドウの凝縮度によっても味わいが変わり、ジャムやコンポートのようなニュアンスに変わります。

また、ピーマンや香辛料のニュアンスが出るブドウ品種もあります。

第2アロマはバナナやフルーツキャンディといったニュアンスが出てきます。ボージョレ・ヌーボーなどに感じ取れる香りです。

第3アロマは、バニラ、タバコ、なめし革、黒トリュフ、ジビエといった少し複雑味のある香りに変化していきます。

熟成が進むことで、これら3つの香りが複雑に絡み合うことで、より美味しく感じるものです。

味の傾向

味わいは、タンニン、酸味、糖分、アルコール度数が大きな配分を占めます。

ブドウ品種や産地によって特性が分かれており、タンニンが強くなる傾向のもの、アルコール度数が高くなりやすいもの、などがあります。

ライトボディのワインは、若いうちは酸味が強く感じられ、爽やかに楽しむことが出来ます。

フルボディのものは、若いうちはタンニンが強く感じられ、渋く感じることも多いです。

熟成が進むことで、タンニンや酸が丸くなっていき、それぞれの味わいが調和していくことで、熟成したワインだけで楽しむことができるフレーバーとなります。

誰でも飲みやすい無難な赤ワイン

ライトボディのワインを楽しみたい時、多くのレストランに置いているのがブルゴーニュのピノ・ノワールでしょう。

ブルゴーニュを代表する造り手のルイ・ラトゥールが生産するポマールやシモン・ビーズのサヴィニー・レ・ボーヌは、レストランにオンリストしていることも多いでしょう。

ミディアムボディでは、ロワールのカベルネ・フランを主体にしたワインやボルドーのメルロー主体のワインなんかがレストランで楽しみやすいでしょう。

クロ・ルジャールのソーミュール・シャンピニー・ル・クロやボルドーのシンデレラワイン・グラシアあたりが有名です。

フルボディは、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のものやローヌのシラーといったものがレストランで置いていることが多いです。

ギガルのコート・ロティやシャトー・タルボのようなカベルネ主体のワインがいいでしょう。

まとめ

今回、紹介しているワインはレストランに置いている可能性が高いというものです。

必ずしもオンリストされているわけではないですし、他にも素敵なワインはたくさんあります。

ソムリエが、リストの構成やトレンドなどを考慮して作り上げているワインリストを読み解くと同時に、楽しいことがたくさんあります。

レストランやワインショップのワインを知り尽くしているのは、その店のスタッフです。

自分では思いつかないようなワインを提案してくれることも多いです。

ソムリエやワイン関係者の多くは、訪れた店のスタッフにほぼすべてを委ねて、ワインのセレクトをしてもらいます。

それは、店のスタッフがワインについて一番知っているということ。また、店でのワインとの出会いを楽しみにしているということです。

知識が増えてくると、どうしてもその知識をひけらかしたくなるものですが、おもしろいワインとの出会いをするためには、プロに任せるのが一番です。

それまでに出会ったことのないワインやペアリングを知ることができるいい機会です。

また、サブスクリプション型で月に数本ワインを配達してくれるサービスも新たなワインと出会えるチャンスです。

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2019.08.23 更新

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