ヴィオニエの特徴と味や香り、おすすめ白ワインまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2018.12.25 公開 | 2018.12.25 更新

ヴィオニエはフランス・ローヌ地方で栽培される、主に白ワイン造りに使用されるブドウ品種です。この記事ではヴィオニエについて解説をします。

ヴィオニエの特徴

果実味 ★★★★★
タンニン
酸味 ★★★
ボディ ★★★★★
アルコール度 ★★★★
レア度 ★★★

ヴィオニエは今や世界の名の知れたワイン産地で栽培されているブドウ品種です。しかしながらかつては狭い範囲でしか栽培されていないブドウ品種でした。

1985年当時、世界中で栽培されているヴィオニエはわずか32ヘクタール。そのほとんどは現在でもその産地であるフランス・ローヌ渓谷で栽培されているものでした。

その後、世界でヴィオニエが注目を浴びる機会が増え、栽培する国が増えてきました。2011年現在ではローヌ渓谷のコンドリューだけで160ヘクタールとその栽培面積を増やしています。

ヴィオニエの実は比較的小さめ。琥珀がかった黄緑色の表皮を持っています。

ヴィオニエの色

できあがったワインは濃い黄金色を呈します。麦藁の色と表現されることもあります。きらめくような艶をもち、アルコールの高さを示すような粘性ある液体となります。

ヴィオニエの香り

ヴィオニエの一番の特徴はその個性的な香りです。

例えられ香りは、グレープフルーツ、アプリコット(あんず)、洋ナシ、白桃、オレンジの皮、ジャスミン、きんもくせいです。

気温が高い地域で造られたもの、また収穫を遅らせて造る甘口タイプのものは、アプリコットのジャムや白桃のコンポート、はちみつなど、香り高く凝縮した香りが期待されます。

香りが強いので一度嗅いだら忘れがたいブドウ品種となります。

ヴィオニエの味

ヴィオニエのワインの味の特徴はそのボディの強さにあります。果実味、酸味、アルコール度といずれも舌にずっしりと残るワインを造ります。

しかしながら、ヴィオニエの仕上がりが産地による出来上がるワインの質によっても異なってきます。

もともと主な栽培地域であったフランス・ローヌでは、溶けるような果実と質の良いオイルが溶けるようなまろやかさをもった、余韻の長いワインに仕上がります。

それに対し、栽培地域の広がりとともに広がったローヌ以外の産地で安価なものは、時にフラットで味に奥行きがないものがあるのも見受けられるのも現状です。

ワインを探すときにはブドウの栽培方法や醸造方法を確認してみましょう。

ヴィオニエと似た品種

ヴィオニエは香りの強さが特徴ですが、同じく香りが個性的なブドウ品種があります。

シュナン・ブラン

シュナン・ブランは主にフランスのローヌ地方で栽培されるブドウ品種です。
香りは、オレンジジャム、黄桃、ジャスミンに例えられる芳しいブドウ品種です。

辛口から甘口、スパークリングワインまで造られ、その個性を楽しむことができます。

トロンテス

トロンテスはアルゼンチンを代表するブドウ品種です。
このブドウも香りが特徴的で、生の白桃、ジャスミン、グレープフルーツに例えられます。

ゲヴェルツトラミネール

ゲヴェルツトラミネールは、フランスのアルザス、ドイツ、オーストリアで栽培されるブドウ品種です。

バラやライチに香りが例えられることが多く、こちらも一度経験すると不思議な魅力にひかれるエキゾチックなブドウ品種です。

ヴィオニエの主な産地

ヴィオニエの主な産地について解説します。

フランス

フランス国内のヴィオニエの産地は以下の二つの地域です。

一つ目はローヌ地方です。ローヌの北部、コンドリューとシャトーグリエではヴィオニエだけで白ワインを生産している産地です。

完璧な日照条件を求め、厚みのある味と香りをもちます。

ローヌではヴィオニエは赤ワイン造りにも使用されます。ローヌ渓谷は急な斜面に大きめの石がごろごろと転がるような土地が特徴。

この石が日中、太陽の光を吸収し、夜にはため込んだ熱を放出するためブドウはしっかりと熟したものとなります。

そのため時に黒ブドウ(シラー)の濃さを緩和するために、ヴィオニエを全体の20%までブレンドすることがワイン法で許されており、繊細さを与えます。

二つ目がラングドック・ルーション地方です。

ローヌからさらに南に下り、スペインに向かって広がっている地方です。地中海気候の影響を受けたワイン造りに適した土地です。

Vins de Pays(地酒)クラスで気軽に食事に合わせやすいワインを造りだしています。

オーストラリア・アメリカ・南アフリカ

ニューワールドでもヴィオニエの生産に挑戦して、成功を収めている生産者も出てきています。

ヴィオニエで造られた有名なワイン

ヴィオニエから造られた有名なワインを解説します。

E・ギガル コンドリュー

ローヌの名手、E・ギガルのコンドリューです。まずコンドリューがどんなものか試したい方にお勧めします。

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E・ギガル コート・ロティ シャトー・ダンピュイ

赤ワインながらシラーにエレガントさを加えるためヴィオニエが7%使用されています。新樽で36か月熟成の強者です。

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ヤルンバ ワイ シリーズ ヴィオニエ

オーストラリアのヴィオニエを造る代表的な生産者です。
まろやかな白桃のとろみが想像されます。

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まとめ

ヴィオニエは一度お試しいただきたいブドウ品種です。迷ったらまずはローヌのものを試すことをお勧めします。

気軽な南仏のヴィオニエもありますので一度、地中海の料理と試してみてくださいね。