アリゴテの特徴と味や香り、おすすめ白ワインまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.01.22 公開 | 2019.01.22 更新

アリゴテは主にフランス・ブルゴーニュ地方で栽培される白ワイン用ブドウ品種です。

ブルゴーニュといえばピノ・ノワールやシャルドネが思い出されますが、アリゴテからも一度は試してみたいワインが多く生産されています。

この記事ではアリゴテについて解説をします。

アリゴテの特徴

果実味 ★★★★
タンニン
酸味 ★★★★★
ボディ ★★
アルコール度 ★★★
レア度 ★★

アリゴテはフランス・ブルゴーニュの南部、コート・シャロネーズで主に栽培されています。その起源も同じくフランス東部で誕生したブドウ品種と言われています。

1780年にはフランスの文献に登場し(当時の文献には古い名前で Plant de Troisと記載)、1807年には現在の名前Aligoteで登場します。

Aligoteの名前の由来も、ラテン語もしくはドイツ語から、はたまたフランスのチーズの名前からと諸説あるのも興味深いところです。

アリゴテの色

アリゴテから造られるワインの色は、明るいイエローグリーン、輝きのある黄金色を呈します。つややかさがあり、透明感を呈します。

アリゴテの香り

アリゴテから造られるワインの香りはレモン、ライム、洋ナシ、リンゴと形容されます。樽や熟成の影響があると、バターやクッキーなどまろやかな風味があってリッチな印象が増えてきます。

アリゴテの味

アリゴテの最も印象づける特徴として、酸味が挙げられます。華やかな印象を持つワインに仕上がることは稀ですが、良いアリゴテからは生き生きとした酸味と果実味をもったワインを楽しむことができます。

また丁寧なつくりをしたものは、リッチでシャルドネに劣ることのない、素晴らしいワインを生み出します。

アリゴテと似た品種

アリゴテは酸味の印象が強いブドウ品種です。同じく酸味が生かされたワインを造るブドウ品種をご紹介します。

ミュスカデ

ミュスカデは主にフランス・ロワール地方で栽培されるブドウ品種です。香りはハーブやレモン、ライムに例えられ、果実味と調和した酸味が特徴です。

シュール・リーという、オリと一緒に熟成させることでワインにうまみをもたらす製法がります。ワイン造りの過程で生産されるアミノ酸がワインにうまみをもたらします。

アリゴテも同じくシュール・リー製法をとることがあります。

アリゴテの主な産地

アリゴテの主な産地を解説します。

フランス

アリゴテの生産地は主にフランスのブルゴーニュです。その生産量は同じブルゴーニュを代表するブドウ品種、シャルドネと比較すると非常に少ないです。

過去約50年間、栽培面積は横ばいでしたが(1980年代は減少傾向)、2008年には1946 haに達しています。

主にブルゴーニュのコート・ドールとコート・シャロネーズで栽培されています。その中でも覚えておきたいAOCをご紹介します。

※AOC=Appellation d’Origine Contrôlée=原産地呼称制度で保護されている生産地

■ブーズロン
コート・シャロネーズ地区内にあるAOCです。アリゴテ100%からワインが造られています。ほかのブルゴーニュで生産されるシャルドネから造られるワインと比べると、品質的に高いものが多い印象です。

■ブルゴーニュ・アリゴテ
こちらもアリゴテ100%から生産されますが、ブルゴーニュ全域に使用できる名称です。

フランスにおけるアリゴテに関してもう一つ、知っておきたいことがあります。

キールというカクテルをご存知でしょうか。美しい透明感ある赤紫色を呈するカクテルです。キールは白ワインとカシスのリキュールであるクレーム・ド・カシスを使用して造られたワインカクテルです。

この時に使用される白ワインが、正式なレシピだとアリゴテです。ディジョン産のクレーム・ド・カシスが最高とされ、クレーム・ド・カシス1に対し、アリゴテ2の割合で混ぜます。

使用するクレーム・ド・カシスとアリゴテの品質や産地、混ぜ方にはレシピごとのこだわりがあることも多いようです。簡単なレシピだからこそ、味にも差ができてこだわりがあるのでしょうね。

カシスの甘みとアリゴテの苦味のバランスがよく、食前酒にお勧めです。色合いも美しいのでぜひ一度試してみてくださいね。

ヨーロッパ東部とロシア

フランス以外では、ヨーロッパ東部からロシアで辛口タイプのものが生産されています。
ヨーロッパ東部の国としてはモルドバ、ルーマニア、ウクライナが挙げられます。

そのほかの国々

スイス、アメリカ・カリフォルニア、オーストラリアでも若干ですが生産されています。

アリゴテで造られた有名なワイン

アリゴテから造られた有名なワインを解説します。

フランソワ・ミクルスキ ブルゴーニュ アリゴテ

ブルゴーニュ・ムルソーの優良造り手です。樹齢の長いブドウの木から造られる、複雑さが特徴です。

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ルイ・ジャド ブーズロン ドメーヌ・ガジェ

ブルゴーニュの名門、ルイジャドの手掛けるアリゴテです。まずはアリゴテを味わってみたい!という方にお勧めします。

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まとめ

アリゴテはブルゴーニュおいてもシャルドネの二の次のブドウ品種にとられて、優秀なワインが造られているのにも関わらず、なかなか日の目を浴びることが少ないブドウ品種です。

ブルゴーニュの中でも「ブルゴーニュ・アリゴテ」「ブーズロン」とラベルが限られているので見つけやすいです。

心地よい酸味と上品な果実味が特徴なので、和食とも好相性です。

お勧めはブルゴーニュの優良ワイナリーのもの、もしくはアリゴテにこだわりをもって生産している生産者のものです。

見つけたらぜひ一度試してみてくださいね。