ワインをグラスに注ぐ量はどこまでが正しいの?

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.10.01 公開 | 2019.10.01 更新

ワインを注ぐ

「ワインってなぜグラスに対してあんなに少ない量を注ぐの?」かと疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

はじめからグラスが一杯になるまで注げば何度も注がなくていいのでラクなはずなのに、実は少なく注ぐのにはきちんとした理由があります。

今回はグラスのどの辺まで注ぐのがベストなのかとその理由についてまとめるので、気になる人はぜひチェックしてみてください!

グラス1杯あたりの目安量

飲食店などで最も一般的であり基本とされているのは、ワインボトル1本からグラス6杯分とることです。

ボトル1本は750mlなのでグラス1杯あたり125mlが基本ですが、中にはボトル1本からグラス8杯分とっているお店もあります。

これは提供する側に任されていますが、原価率はもちろん、料理一皿ごとにグラスワインを合わせる「ペアリングコース」を提供しているかどうかによっても変化します。

グラスのどこまで注げばいいのか?

リーデルが公表している「グラスの一番太いところより指一本分下までの量」です。

このように覚えておけばいちいち計る必要はありませんし、なにも考えなくてもそのグラスに合ったベストな量を注げます。

とはいえ、「グラスの一番太いところ」というのはグラスの形や大きさによって異なるので、注がれるワインの量は一定ではありません。

例えば、リーデルのラインナップには、1L以上の容量があるグラスもあります。

1L以上の容量があるグラスと一般的な白ワイン用グラスでは、同じ「グラスの一番太いところより指一本下までの量」でもかなりの差がありますよね。

つまり、グラス一杯あたり125mlというのはあくまでも基本であり、自分が使うグラスに合うベストな量を注ぐのが正しいということです。

グラスはワインによって選び分けるので、後はグラスに適した量を注ぐだけ。

「グラスの一番太いところより指一本下までの量」を注げば、自然とそのグラスで飲む一番おいしい状態のワインを味わえるということです。

グラスに対し少なく注ぐ理由

ワインのことをよく知っている人でない限り「ワインってなぜあんなに少ない量を注ぐの?」「もっとたっぷり注いだ方がラクじゃない?」と思う人がほとんどでしょう。

その理由は大きく分けると以下の2点です。

  • 香りを感じやすくする
  • おいしい内に飲み終わる量を注ぐ

それぞれについてもっと詳しく触れていきましょう。

香りを感じやすくするため

あえて少ない量のワインを注ぐことで、ワインを受け止める部分「ボウル」に香りを溜め込み、ワインの繊細な香りを感じやすくする目的があります。

ワインを飲むあなたなら分かると思いますが、ワインはグラスを回して空気に触れさせることで香りが一気に広がりますよね。

この「スワリング」はボウルに十分な空間がないとできませんし、飲み口がすぼまっているあの形状でないと香りが逃げてしまうので意味がありません。

注ぐことで空気に触れやすくしワインの香りを深くまで発見するために、あえてグラスに対して少ない量のワインを注ぐのです。

飲み頃で飲み終えるため

ワインはその種類によって「飲み頃」が違います。

一般的には温度で示されることが多く、以下が目安です。

  • 発泡性ワイン・・・4~8℃
  • 白ワイン・・・8~14℃
  • 赤ワイン・・・12~16℃
  • ロゼワイン・・・10℃前後

これらの温度をキープしたまま飲み終えるために、あえてワインを少なく注ぎます。

例えば、冷えた白ワインをグラスいっぱいに注いだ場合、飲み終わるまでに15~20℃くらいまでに温度が上がってしまいますよね。

夏場であれば外気が高いのでもっと温度が上がるケースありますし、温度が上がるまでの時間も早いです。

飲み頃の温度を外れてしまったワインはおいしさが損なわれるので、それを避けるためにあえてグラスに対して少ない量のワインを注ぎます。

ボトルの温度を保っておけば、グラスに注がれるたびに一番おいしい温度のワインが味わえるからです。

まとめ

ワインをあえて少なく注ぐのは、以下の2つの理由です。

  • 香りを感じやすくするため
  • 飲み頃で飲み終えるため

飲食店などでは

  • グラス1杯に対して125ml
  • ボトル1本からグラス6杯とる

のが一般的ですが、これはあくまでも目安であり提供する側の考えによって変わります。

この目的を達成するためには「グラスの一番太いところよりも指一本分下までの量」を注ぐのがベストです。

自宅で一人のみをするときや仲間とパーティーをするときはもちろん、カジュアルなバルなどでワインを注ぐときにぜひ活用してみてくださいね。

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