ナーエ地方のワインの特徴、当たり年や主なワイナリーまとめ

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.01.09 公開 | 2019.08.19 更新

ナーエ川の河口であるビンゲンから、モンツィンゲンまでの約60kmに及ぶ流域と、グラン川、アルゼンツ川などの支流エリアへブドウ畑が広がっています。

この地のワイン造りの歴史はローマ時代へ遡り、ローマ人が入植した際にブドウの栽培を開始したことが始まりとされています。

その後、8世紀以降に繁栄した修道院によって、ワイン造りはさらに盛んになりました。

ナーエ地方のワインについて

以前は、多種多様な交配品種を栽培し、品質もそれほど高くないワインが大量に生産されていました。

しかし、1990年代以降に伝統品種の復興が起こったことで、大きく様変わりをしました。

生産されているブドウ品種

黒ブドウ品種では、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)、ドルンフェルダーが栽培されています。

白ブドウは、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー、ジルヴァーナーなど、多様な品種が生産されています。

ナーエ地方のテロワールについて

フンスリュック山地が、雨雲や冷涼な風をせき止める役目を果たしています。

そのため、一年を通して温暖な気候であり、降雨量は少なく日照時間も長いことから、ブドウ栽培に適した地であると言われています。

山地からの冷風が吹き付ける一部のエリアでは、ブドウがゆっくりと成熟するため、酸味を備えたフレッシュでフルーティーなワインが生み出されています。

また、この地はかつての地殻変動によって多様な土壌が存在しており、完成するワインの味わいにはテロワールの影響が大きく現れています。

主に、粘板岩や珪岩、斑岩、レス土、雑色砂岩の他、火山性の流紋岩や安山岩など、他の産地ではあまり見掛けることのない土壌も存在しています。

ナーエ地方の主な産地

ナーエタール(Nahetal)が、唯一の特定ワイン生産地域(ベライヒ)となります。

バート・クロイツナハ(Bad Kreuznach)は、古代ローマ時代から遺る歴史ある村で、良質なワインが造られる産地としてだけではなく、人気の温泉保有地としても知られています。

ナーエ地方の生産量について

ワインの年間生産量は177,758hl、ブドウ栽培面積は4,225haとなっています(2017年データ)。

ナーエ地方で特に有名なワイン

ショット メタルワイン ストーナーロック トロッケン

ヴァルハウゼン村(Wallhausen)に本拠を構える、家族経営の醸造所です。かつて、ナーエ地方で最優秀醸造所賞を受賞するなど、この地を代表する醸造所の1つです。

約13㏊程の所有畑では、グラウブルグンダーとヴァイスブルグンダー、シュペートブルグンダーなどのブルグンダー系品種を筆頭に、リースリング、ドルンフェルダー、ヴュルツァーなど多種多様なブドウを栽培しています。

特徴は、低アルコールでありながら、ブドウ本来の味わいをそのまま表現したような、フルーティーな味わいです。

最新のステンレスタンクを駆使することによって、それぞれの品種の個性を生かしたワインを生み出すことが可能となります。

こちらのキュヴェは、醸造家であり、メタルバンドのボーカルを兼業するミヒャエル氏が手掛ける白ワインです。

ナーエ地方を代表するリースリングと、この地では珍しいソーヴィニヨン・ブランをブレンドしています。

ブドウのピュアな果実味が口中に広がり、美しい酸味は心地よい余韻となって、飲み手をいつまでも楽しませてくれるおすすめの1本です!

まとめ

この産地の土壌は複雑に入り組んでおり、わずか100m程離れただけでも異なる構成を見ることができます。

たとえ同一畑の中であっても、エリアによって土壌が変化することから、特にワイン愛好家から関心を集めている産地です。

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