ワインを飲むとひどい二日酔いになる原因は?予防方法と治し方

Good Wine 編集部Good Wine 編集部

2019.08.05 公開 | 2019.08.05 更新

ワイン好きにとっての悩みの1つでもあるのが二日酔いではないでしょうか。

ワインがおいしくてついつい飲みすぎてしまって……ということ、きっとあるのではないかと思います。

でも、二日酔いは予防できないのでしょうか。実は翌日の二日酔いは予防でき、なってしまったら緩和する方法もあります。

今回はその原因や、二日酔いにならないためのポイントと、実際になってしまったときの対策を紹介します。

二日酔いの原因

二日酔いの原因はいくつかありますが、なにが原因になるかで二日酔いの症状も変わります。どんな症状だと何が原因なのか、その原因についてまずは知っていきましょう。

アセトアルデヒド

アルコールは肝臓で分解されると、アセトアルデヒドになります。

それがさらに分解されて、最終的には炭酸ガスと水になるのですが、アセトアルデヒドを分解するための酵素が少ないと、いつまでも体内に残ってしまうため二日酔いの症状になります。

アセトアルデヒドが原因の二日酔いのときは、頭痛やだるさ、吐き気、倦怠感が症状として出ます。

また、アセトアルデヒドを分解する酵素が少ない人は、お酒を飲むと顔が赤くなりやすいと言われています。顔が赤くなりやすい人はアルコールを分解する酵素が少ない、などと言われるのはこのためです。

メタノール

メタノールはテキーラ、ブランデーなど、そしてワインにも含まれている物質です。

メタノールは肝臓で分解するのに時間がかかる上に、ホルムアルデヒドなどの有害物質に分解されるため、二日酔いの症状を引き起こします。症状は頭痛、吐き気、筋肉痛のような痛みが挙げられます。

脱水症状

アルコールには利尿作用がありますが、それにより脱水症状を起こした場合です。

水分だけでなく、ナトリウムやカリウムが失われ、頭痛やだるさ、吐き気や食欲不振を引き起こします。

これはアルコール度数が高いほど起きやすくなるため、ハードリカーを飲むときにチェイサーが出てくるのは理にかなっているのです。

胃酸過多

アルコールにより胃酸が分泌され、起きる症状です。

特にワインなどの醸造酒は、胃酸の分泌を促して消化を助けるのですが、体質や体調、飲み方によっては胃酸過多を起こすことがあります。吐き気や食欲不振、下痢などが主な症状です。

低血糖

これはまれな症状ではありますが、アルコールが肝臓で分解されている間に、糖分が不足してしまい、二日酔いのような症状が出ることがあります。

頭痛やだるさ、筋肉痛のような体の痛みがその症状です。

二日酔いを予防するためのコツ

さて、いろいろな原因がある二日酔いですが、たくさんワインを飲んでも二日酔いにならないようにするにはどうしたら良いでしょうか。

水をたくさん飲む

血中のアルコール濃度を薄めて、体外に排出しやすくするために水を飲みます。

ワインと同じ量の水を飲みながらワインを楽しむようにすると、二日酔いになりにくくなります。また、寝ているときの脱水症状を防ぐ意味でも、寝る前に水を飲んでおくのを忘れないようにしましょう。

料理やおつまみを食べる

胃の中に何もない状態でお酒を飲むのは、ワインに限らずどんなお酒でもおすすめできません。二日酔いを防ぐのに良いおつまみをとるようにしましょう。

チーズなどの乳製品や、豆腐や枝豆などのタンパク質を含む食品、アセトアルデヒドを分解するのに役立つごまを使った料理、しじみやたこ、いかなどのタウリンやオルニチンを多く含む食品がおすすめです。

肝機能をサポートするサプリやドリンクを飲んでおく

肝機能を向上させるのに良いと言われるサプリメントやドリンクを飲んでおくのもいいでしょう。

L-システインなどをあらかじめとるようにしておくと、二日酔いしにくくなります。

添加物の少ないものを選ぶ

ワインに添加される亜硫酸塩は、健全にワインを醸造するために使われますが、添加量が多くなると頭痛を引き起こします。

亜硫酸塩の添加量の少ないものを選ぶことで、翌朝の頭痛がなくなる可能性があります。

二日酔いになってしまった時の対処法

それでもお酒が過ぎて、二日酔いになってしまったりすることはあります。では、実際に二日酔いになってしまったらどうすればいいか、その対処法を考えてみましょう。

水分をたっぷり取る

もしも二日酔いになってしまったら、ともかく水分補給を心がけるようにしましょう。水分を取ることで、体内のさまざまな物質を分解する助けになるためです。

水以外にはスポーツ飲料やアイソトニック飲料、ビタミンがたっぷりとれるフルーツジュースなどがおすすめです。

よくコーヒーを飲む人がいますが、カフェインは利尿作用があるため、あまりおすすめできません。また、代謝を下げないように、冷やしたものではなく常温のものをとると良いでしょう。

食事を摂る

二日酔いだとついつい食べるのを避けてしまいますが血糖値のバランスを保つためにも食事をすることが大事になります。

あっさりとしたスープや味噌汁、卵料理、シリアル、水を飲んだときに不足しがちなカリウムが補えるバナナなど、軽めのものを食べると良いでしょう。脂肪分の高いものは、吐き気のもとになることもあるのでおすすめできません。

ともかく休む

二日酔いになってしまったら、ともかく水分をとって体を休めることが大切です。代謝を下げないように暖かくして、ゆっくり眠るようにしましょう。

二日酔いは肝臓を始めとした内臓に負担がかかるためです。しっかり休ませてあげるのも体調を整えるために必要なことです。

薬を飲む

二日酔いになったら、胃腸の具合を整えることが重要です。胃薬を飲んで、軽い食事を取ってから頭痛薬を飲みましょう。

回転性のめまいがあるときは、乗り物酔いの薬を飲むとピタッと止まります。

ワインを飲むと二日酔いになりやすいのはなぜ?

では、なぜワインを飲むと二日酔いになりやすいのでしょうか。その鍵はワインの造り方にあります。

醸造酒は二日酔いになりやすい

お酒には日本酒やワインなどの醸造酒と、ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒があります。

醸造酒を造って蒸留したものが蒸留酒になりますが、蒸留するとき、不純物が取り除かれるため、蒸留酒のほうが二日酔いになりにくいと言えます。

醸造酒にはアセトンやフーゼル油、タンニンなどの不純物が多く含まれていて、それが二日酔いの症状を悪化させると考えられています。

赤と白では赤ワインの方がなりすい

ある実験で、赤ワインを飲んだグループと白ワインを飲んだグループを比較したところ、赤ワインを飲んだグループの方が血中セロトニンとヒスタミンの濃度が高く、二日酔いのときの頭痛の度合いが高かったという結果が出ています。

これは、アルコールに含まれる不純物の量による違い。赤ワインは果皮や種も一緒に醸造することから、不純物が多く含まれていると言えます。

二日酔いしやすい人は、赤ワインを避けるようにすると良いかもしれません。

まとめ

どんなものも、過ぎるのはよくないと思いつつも、そのおいしさについついグラスを重ねてしまいがちですね。

お酒を飲むのは楽しいものですが、二日酔いになってしまってはその時の記憶も台無しになってしまいます。

おいしいワインの記憶を楽しいものにするためにも、二日酔いをしないように上手に予防や対策をして、楽しいワインライフを送りたいですね。

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2019.12.06 更新

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